「うちの子、何歳だから何が必要なの?」その答え、今日ここで出します

台風6号が6月に日本上陸——そんなニュースを見ながら、「防災グッズ、そろそろちゃんとそろえないと」と思いつつ、手が止まってしまうパパ・ママは多いと思います。
理由はシンプルで、「子どもの年齢によって何が必要か変わる」のに、世の中のリストが大人向けだったり、子どもの年齢を考慮していなかったりするからではないでしょうか。
私自身も第一子が生まれてすぐの頃、防災グッズを一式そろえようとしたとき、「液体ミルクって何本必要?」「哺乳瓶はどうするの?」と迷って結局先延ばしにしてしまった苦い経験があります。そのままにしているうちに大雨警報が出て、慌てて何も準備できていないことに気づいた夜のことは今でも覚えています。
「子どもの年齢が変わるたびに防災グッズも見直す」——これが子育て家庭の防災の基本です。
この記事では、0歳(乳児)から小学生まで、年齢別に「本当に必要なもの」を具体的に解説します。読み終わったあとすぐに行動できるように書きましたので、ぜひ最後までお読みください。
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なぜ「年齢別」が重要なのか——防災グッズの本質
子どもの防災グッズを考えるとき、多くの親が「とりあえず市販の防災セットを買えばいい」と思いがちです。しかし市販のセットの多くは大人2人を想定して作られており、乳幼児がいる家庭には全く足りません。
「子ども用の防災セット」と書かれた商品でさえ、3歳以上を想定しているものが多いのが現実です。
0歳の赤ちゃんには、離乳食も使えない、コップで水も飲めない、自分で歩けない。3歳の子には、慣れない環境で夜泣きをする、怖くてパニックになる。6歳の子には、少しなら自分でリュックを持てる、避難先でのストレスが大きい——こうした現実に即したグッズ選びが必要です。
では、年齢ごとに何が必要なのかを順番に見ていきましょう。
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原因1:「赤ちゃんフェーズ(0〜1歳)」のグッズが見落とされがち
0〜1歳の赤ちゃんがいる家庭で最も準備不足になりがちなのが「食」と「衛生」です。
食事関連(最優先)
完全母乳のご家庭でも、災害時は母乳が出なくなることがあります。ストレスや水分不足、疲労が重なると、母乳分泌が急減するケースは珍しくありません。
- 液体ミルク(常温保存できるタイプ)6〜9本以上:アイクレオ、明治ほほえみらくらくキューブなどが代表的です。ストローパック型なら哺乳瓶不要で飲める月齢(7〜8カ月以降)もあります
- 使い捨て哺乳瓶:洗う水がない避難所では必須。10本ほど備蓄しましょう
- 離乳食(月齢に合ったレトルトパウチ):和光堂やキユーピーのベビーフードを2〜3日分
私の家では、第一子のとき液体ミルクを12本単位でまとめ買いしてローテーションしていました。賞味期限は製品によって異なりますが、長いもので2年程度あります。
衛生・生活関連
- おむつ(2〜3日分):サイズアップのことを考えて、少し大きいサイズも1パック
- おしりふき(大判タイプ):体を拭くのにも使えます
- ゴミ袋・防臭袋(BOS):使用済みおむつの処理に必須。避難所でのマナーとしても重要
- スリング・抱っこひも:両手が使えるので避難時の安全確保に直結。コンパクトに折りたためるリングスリングが便利
「赤ちゃんがいる家庭の防災準備は、大人の3倍の手間がかかる」——だからこそ今から少しずつ始めてください。
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原因2:「幼児フェーズ(1〜5歳)」の精神的ケアが忘れられる
1〜5歳の幼児期、子どもの体は少しずつ大きくなり、食事や排せつの自立も進みます。しかし防災の観点で多くの親が見落とすのが「精神的なケア」のためのグッズです。
生活インフラ系
- 簡易トイレ(子ども用):成人用より小さめのものを選ぶか、補助便座を備蓄。被災後の断水時に避難所のトイレが混雑することも多く、子どもは「恥ずかしい」「怖い」と使えないことも
- 飲料水(1人1日3L×最低3日分):この年齢になると自分でコップから飲めるので管理しやすくなります
- 着替え(2〜3セット):サイズアウトした服を備蓄しがちですが、避難所で着られるサイズを定期的に確認しましょう
- 常備薬・解熱剤:子ども用の解熱剤(アセトアミノフェン系)、鼻炎薬、絆創膏
精神ケア系(これが本当に重要!)
災害後、幼児が一番苦しむのは「いつもと違う環境」です。暗い、うるさい、知らない人がいる——そういった状況で子どもはパニックを起こしやすくなります。
- お気に入りのぬいぐるみ・小さなおもちゃ:普段使っているものを1つ防災リュックに入れておく
- 折り紙・クレヨンと小さなノート:避難所での数時間、子どもの気をそらすのに非常に有効
- ヘッドライト(子ども用):停電時に自分でつけられると安心感が生まれます。キャラクター付きのものだと嫌がらずに頭につけてくれます
私の長女(当時3歳)が避難訓練に参加したとき、「暗いのが怖い」と泣いてしまいました。そのあとすぐに子ども用のヘッドライトを買い与えたところ、「これがあれば大丈夫!」と自信を持てるようになりました。
「子どもの心を守るグッズが、家族全員の避難をスムーズにする」
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原因3:「小学生フェーズ(6〜12歳)」の”自立”を活かしきれていない
小学生になると、子ども自身が防災に参加できるようになります。しかしその「自立」をうまく防災グッズに活かせていない家庭が多いと感じます。
子ども専用リュックの中身(本人に持たせる)
- 子ども用防災リュック(容量10〜15L):重さは体重の10〜15%が目安。小1なら2〜3kgが上限
- 飲料水(500mlペットボトル2本)
- お菓子・慣れた食べ物(少量):非常食ではなく普段食べているもの。ストレス軽減に効果的
- 笛(ホイッスル):がれきに埋まったときに声を出せなくなった場合の救助要請用。安価なものでOK
- 家族の連絡先カード(ラミネート):スマホが使えない状況でも親の電話番号と集合場所がわかるように
学校・習い事との連携グッズ
- 学校の「引き渡しカード」の控えコピー:どこへ誰が迎えに来るかを明確にする
- 学童・習い事の緊急連絡先リスト:自分でかけられるようにする練習も大切
デジタルとアナログの組み合わせ
スマホを持っている高学年なら、家族の位置情報共有アプリ(Google ファミリーリンクなど)を活用するのも有効です。ただし電源が落ちることも想定し、アナログな手段(紙の地図・集合場所の約束)も必ず用意しておきましょう。
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解決方法:年齢別グッズを「段階的に」そろえる方法
一度に全部そろえようとすると挫折します。以下の順番で進めましょう。
① まず「今の年齢フェーズ」のリストを作る
お子さんの現在の月齢・年齢を確認し、上のリストの中から「うちにないもの」を書き出すだけでOKです。全部一気に買わなくてよい。
② 月1回、「防災デー」を設ける
賞味期限の確認、サイズアウトした衣類の交換、電池の残量チェック——これを毎月1日など決めた日にやる習慣を作りましょう。私の家では毎月の給料日に10分だけ防災チェックをするようにしています。
③ 子どもと一緒に確認する
特に3歳以上のお子さんは、「これは緊急のときに使うものだよ」と一緒に確認しておくと、いざというときに子ども自身が落ち着いて動けます。
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具体的なアクション:今日からできる3つのこと

アクション1:液体ミルク・ベビーフードの備蓄数を数える(0〜2歳のご家庭)
今すぐキッチンの棚を確認して、液体ミルクと月齢に合う離乳食が何食分あるか数えてみてください。3日分(9食分)なければ、次のスーパーで買い足しましょう。
アクション2:子どもの年齢に合った「精神ケアグッズ」を1つ追加する
防災リュックに、お子さんが好きなキャラクターのヘッドライトか折り紙セットを1つ入れてみてください。「これが入ってるから大丈夫」という安心感が、避難所でのパニックを防ぎます。
アクション3:小学生のお子さんと「連絡カード」を作る
今日の夕食後でいいので、家族全員の電話番号と「地震のとき、学校から迎えに来られない場合はここへ行く」という集合場所を書いたカードをラミネートして、子どものランドセルに入れましょう。100均でラミネートフィルムが買えます。
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まとめ:子どもの成長とともに防災グッズも育てていく

子どもは年齢によって必要なものが大きく変わります。「一度そろえたから大丈夫」ではなく、子どもの成長に合わせて防災グッズも年に1〜2回は見直す習慣をつけることが、本当の意味での備えにつながります。
0歳のときの液体ミルクが、3歳では不要になる。幼稚園に入ったら子どもが自分でリュックを背負えるようになる。小学生になったら家族の連絡先を自分で覚えられる——子どもの「できること」が増えるたびに、防災の備えもバージョンアップしていきましょう。
今日の台風シーズン真っ只中のこの時期こそ、ぜひ一度家族で防災グッズを見直してみてください。小さな積み重ねが、いざというときの大きな安心につながります。
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