「もし停電が3日続いたら、うちの子は大丈夫?」その不安、放置していませんか?

台風シーズンが本格化する6月。先日も台風6号が近畿地方を直撃し、各地で停電・断水が相次ぎました。ニュースで「避難指示」「停電○万戸」というテロップを見るたびに、心臓がぎゅっとなるのは私だけではないはずです。
「うちはまだ大丈夫」と思っているうちが、一番危ない。
子どもがいる家庭にとって停電は、単なる「不便」ではありません。授乳中のママなら電動搾乳機が使えなくなる。離乳食中の赤ちゃんなら電子レンジが使えなくなる。喘息や食物アレルギーをもつ子には、電源が必要な医療機器や冷蔵保存の薬もあるかもしれない。
私自身、下の子がちょうど1歳のときに強風で2時間の停電を経験しました。たったの2時間ですが、真冬でどんどん部屋の中が冷えてきてお腹も空く。このまま復旧しなかったら…という記憶は今でも鮮明です。
だからこそ今日は、子育て家庭が本当に必要なポータブル電源の選び方を、具体的にお伝えしたいと思います。
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停電への備えが「後回し」になる本当の理由
ポータブル電源の重要性は多くのパパ・ママが頭でわかっています。でも実際に購入まで踏み切れていない方がとても多い。なぜでしょうか?
「何を基準に選べばいいかわからない」「高いイメージがある」「本当に使うかどうかわからない」——そういった声をよく聞きます。でも、その本質にあるのは「停電がどれだけ自分ごとか、まだピンときていない」ということではないでしょうか。
「備えない理由」は、実は「備えない言い訳」になっていることが多いのです。
2024年以降、日本では大規模地震や台風による長期停電が増加傾向にあります。能登半島地震では一部地域で1ヶ月以上の停電が続きました。2026年6月の台風6号でも近畿地方で数万戸が停電。「停電は都市部では起きない」という思い込みは、もう通用しません。
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ポータブル電源選びで失敗する3つの原因
原因1:容量の目安を知らずに「なんとなく大きいやつ」を買う
ポータブル電源のスペックには必ず「Wh(ワットアワー)」という容量表示があります。この数字が大きいほど多くの電力を蓄えられます。
「大きければいいだろう」と思いがちですが、容量が大きいほど重くて高額です。子育て家庭にとって不必要に重いバッテリーは、避難時の足を引っ張ります。
目的別に適切な容量の目安は以下のとおりです:
- スマホ充電・ラジオ・LEDライトだけでいい → 200〜500Wh(軽量で安価。持ち運びにも便利)
- 電気毛布・扇風機・授乳グッズなど家電も使いたい → 500〜1,000Wh(子育て家庭の多くはこのレンジ)
- 冷蔵庫・医療機器・電子レンジも動かしたい → 1,000Wh以上(価格と重さを覚悟)
原因2:「定格出力(W)」を見落とす
容量(Wh)だけ見て購入し、「容量はあるのに家電が動かない」という失敗がよくあります。
ポータブル電源には「定格出力(W)」という、同時に使える電力量の上限があります。たとえばドライヤーは1,200W、電子レンジは600〜1,000Wが必要。定格出力がそれより低いと、容量がたっぷり残っていても動かせません。
子育て家庭でよく使う家電の消費電力はこちら👇
- 電動搾乳機:10〜20W
- ベビーモニター:5〜15W
- 電気毛布:50〜80W
- 扇風機:40〜60W
- 電子レンジ:600〜1,000W
- ドライヤー:1,200〜1,400W
定格出力は最低でも600W以上、できれば1,000W以上を選ぶのがおすすめです。
原因3:充電方法が一種類しかない製品を選ぶ
停電中は電力会社からの充電ができません。コンセント充電専用の製品を選んでしまうと、停電時には役に立たない可能性があります。
理想は「ソーラーパネル充電」「シガーソケット充電」「コンセント充電」の3方式に対応した製品。特に長期停電の場合、太陽光で少しずつ充電できるソーラーパネルとのセットは非常に心強いです。
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子育て家庭に本当に必要な機能と選び方

優先度1:AC出力ポートと定格出力1,000W以上
家庭用コンセント(100V)に対応したAC出力ポートが必須。定格出力は1,000W以上あると、電子レンジや炊飯器も動かせる可能性が上がります。
優先度2:500〜1,000Whの容量
子育て家庭の現実的な停電対応には500〜1,000Whが最適解。
500Whあれば👇
- スマホを約40回フル充電
- 電気毛布を約8時間使用
- 電動搾乳機を約30回使用
できます。これで停電1〜2日はかなりカバーできます。
優先度3:ソーラーパネル充電対応
長期停電への備えとして、太陽光で充電できる機能は必須レベルで重要です。晴れた日に100〜200Wのソーラーパネルを接続すれば、500Whのバッテリーを数時間で補充できます。
優先度4:UPS機能(無停電電源装置)
停電が発生した瞬間に自動で電源を切り替えてくれる「UPS機能」がある製品なら、停電に気づかないうちに大切な機器を保護してくれます。医療機器を使う子どものいる家庭には特に重要な機能です。
優先度5:重量と持ち運び性
子育て世帯はとにかく荷物が多い。避難時に大人が持ち運べる重量は、子どもを抱えながらでは5〜10kgが限界です。500Whクラスで重さ5〜8kgが一般的。それ以上になると車載専用と割り切るべきかもしれません。
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実際に使ってわかった!子育て家庭のポータブル電源活用法
私自身が購入してから気づいたのは、防災以外でも日常的に活躍するということです。
キャンプや公園でのアウトドア用途に使えるのはもちろん、停電対策の「練習」としてあえて家で使ってみるのが非常に有効でした。いざというとき「どれくらい持つか」が体感としてわかっていると、実際の停電時に落ち着いて行動できます。
我が家はオール電化で、深夜料金が安いプランを契約しています。料金が安い時間帯にポータブル電源を充電しておき、そうでない時間帯にポータブル電源を使うようにしています。
日頃から使っているので、使い方はもうバッチリです!
「いざとなってから考える」では遅い。使い方まで練習しておくのが本物の備えです。
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今日からできる3つのアクション
アクション1:今すぐ家の家電の消費電力をチェックする
子育てに必要な家電(搾乳機、ベビーモニター、電気毛布など)の消費電力を調べて、メモしておきましょう。製品の底面や取扱説明書に「W(ワット)」が書いてあります。これが購入する製品の定格出力の目安になります。
アクション2:「停電3日間」を想像してリストを作る
もし今から3日間停電したら、何が一番困るかを書き出してみてください。「スマホが使えない」「子どもの薬が冷蔵できない」「夜が怖い」……具体的に書くことで、本当に必要な容量や機能が見えてきます。
アクション3:信頼できるメーカーの製品を1つ比較検討する
Jackery(ジャクリ)、EcoFlow(エコフロー)、Anker(アンカー)などの信頼できるメーカーから、予算と容量のバランスが合う製品を1つ選んでみましょう。各社の公式サイトには容量計算ツールがあり、自分の用途に合った製品を選ぶ手助けをしてくれます。
ちなみに我が家はJackery(ジャクリ)のポータブル電源を選びました。こちらの記事で紹介しています。

焦って買う必要はありません。でも「今日から調べる」は始めてください。
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まとめ:停電への備えは「家族を守る投資」

ポータブル電源は決して安い買い物ではありません。でも、子育て中の停電は「不便」では済まない事態になることがある、というのが私の経験からの正直な感想です。
- 定格出力1,000W以上
- 容量500〜1,000Wh
- ソーラーパネル充電対応
- できればUPS機能付き
この4点を軸に、家族構成と予算に合わせて選んでみてください。日常でも使いながら「練習」することで、いざというときに確実に使える備えになります。
台風シーズンが本格化する前に、今年こそ家族の電源対策を整えておきましょう。
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参考情報:国土交通省「災害・防災情報」
気象庁「台風情報」
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