「台風が来る」とわかっていても、何をすればいいか迷いませんか?

これから台風の季節がやってきます。天気予報を見るたびに不安になっているパパ・ママ、いますよね。私もそうです。
「準備はしてる。備蓄もある。でも、実際に台風が来る”その日”は何をすればいいんだろう?」
事前準備の記事は読んだ。防災グッズも買った。でも”当日の動き方”がわからない——そういう声、実はとても多いんです。
「備えた人」が「守れる人」になるかどうかは、当日の行動で決まります。
この記事では、台風が接近・上陸する当日と直前に、子育て家庭が絶対やるべき行動をチェックリスト形式でご紹介します。難しいことは何もありません。順番に動けば、それだけで家族の安全度はぐっと上がります。
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問題の本質:「準備はした」と「守れる」の間にあるギャップ
多くのご家庭が「事前準備はしている」と感じています。でも、いざ台風が接近したとき、何をどの順番でやればいいか迷ってしまう。これが、子育て家庭の防災における最大のギャップです。
台風は「予告」がある災害です。地震と違って、ある程度いつ来るかわかっています。それなのに、当日に何もできずパニックになってしまうのはなぜでしょうか?
理由はシンプルで、「当日行動のシナリオ」を考えていないからです。
準備は「モノを揃えること」だと思われがちですが、本当の準備は「動き方のシナリオを作っておくこと」です。特に小さな子どもがいるご家庭は、思い通りに動けないことが前提です。子どもはパニックになる。授乳がある。おむつ替えが必要。そういったリアルな場面で、事前に考えておいたシナリオがものを言います。
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当日に備えが崩れる原因3つ
原因①:「まだ大丈夫」バイアスが働く
台風が近づいていても、外がまだ明るく静かなうちは「まだ大丈夫」と感じてしまいます。これは正常性バイアスと呼ばれる心理現象で、誰にでも起きます。
特に子どもがぐずっていたり、家事が忙しかったりすると「少し落ち着いてから動こう」となりがちです。そうこうしているうちに、いつの間にか状況が悪化してしまう。
私自身、以前に台風が来ると知っていながら「夕方になったら窓を補強しよう」と思っていたら、正午過ぎには雨風がひどくなっていて焦った経験があります。
原因②:子どもの存在が行動を遅らせる
これは仕方のないことなのですが、小さな子どもがいると行動が遅くなります。荷物の確認をしようとしたら子どもが泣き始めた。外の確認に行こうとしたら授乳が始まった。そういうことが重なって、結果的に「何もできないまま」台風が来てしまうことがあります。
子どもがいる家庭ほど、早めに動き始めることが命取りになるかどうかを左右します。
原因③:夫婦間の役割分担が決まっていない
「台風が来たら夫が何とかしてくれる」「妻は子どもを見ているだろう」……これが実は危険です。当日、それぞれが「相手が動いている」と思い込んで、誰も動いていないという事態が起きがちです。
台風が来る前に、「誰が何をするか」を明確に決めておく必要があります。
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解決方法:「タイムライン防災」で先手を打つ
台風対策に効果的なのが「タイムライン防災」という考え方です。これは国土交通省も推奨している方法で、「いつ・誰が・何をするか」を時系列で事前に決めておくものです。
難しく聞こえますが、子育て家庭向けにシンプルにまとめると、こういうことです。
「台風の48時間前・24時間前・当日の朝・風雨が強くなる前、それぞれの時点でやることを今決めておく」
これだけです。以下に、子育て家庭向けのタイムライン行動を具体的に示します。
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具体的なチェックリスト:時間帯別にやること
【48時間前】情報収集と物の確認
まず気象庁やNHKで台風の進路を確認します。「自分の地域に来るか?」「いつ最接近か?」を把握するだけでOKです。
次に、防災グッズの場所を確認します。どこにしまったか、すぐ取り出せるか。赤ちゃんがいる場合は、おむつ・粉ミルク・哺乳瓶・着替えが防災袋に入っているかも確認します。
- [ ] 台風の進路・上陸予想時刻を確認
- [ ] 自治体のハザードマップで自宅のリスクを確認(浸水・土砂・高潮)
- [ ] 避難所の場所と経路を再確認
- [ ] 防災グッズの場所と内容を確認
- [ ] スマホを充電(モバイルバッテリーも)
- [ ] 食料・水の備蓄量を確認
【24時間前】環境の整備と家族への共有
この段階では、家の外回りを整備します。
- [ ] ベランダの植木鉢・物干し竿・おもちゃなど飛びそうなものを室内へ
- [ ] 雨戸・シャッターを点検、ない場合は養生テープを窓ガラスに貼る
- [ ] 排水溝の詰まりを清掃
- [ ] 浴槽に水をためておく(断水対策)
- [ ] 懐中電灯・ラジオを取り出してすぐ使える場所に置く
- [ ] 子どもに「明日は台風が来るから、お家でおとなしくいようね」と伝える
子どもに状況を伝えることは大切です。何も言わずに親がバタバタ動いていると、子どもは不安になります。年齢に合わせた言葉で「安全でいるために準備しているんだよ」と伝えましょう。
【当日の朝・台風接近前】家族の安全確保
外が静かなうちに、すべての行動を完了させるのが鉄則です。
- [ ] 最新の気象情報・避難情報を確認(自治体のアプリ・エリアメール)
- [ ] 避難指示・警戒レベルを確認し、必要なら避難開始
- [ ] 窓・ドアの鍵を確認、カーテンを閉める(ガラスが割れたとき飛散防止)
- [ ] 子どもの靴・防災リュック・抱っこ紐を玄関付近にまとめておく
- [ ] 大人も動きやすい服装に着替えておく(サンダル禁止、長袖・長ズボン)
- [ ] ガスの元栓を閉める
- [ ] 非常食・水を取り出して手の届く場所に
特に、避難指示が出た場合は迷わず動いてください。「家が心配」「荷物が多くて大変」と感じる気持ちはわかります。でも、子どもの命には代えられません。
【風雨が強まったら】外出禁止・室内での安全確保
台風の最中は絶対に外に出ません。これは鉄則です。
- [ ] 窓・ドアのそばに近づかない
- [ ] 雨戸がない窓には近づかず、できれば廊下や内側の部屋に移動
- [ ] 万が一の断電に備えて、懐中電灯を手元に
- [ ] ラジオ・スマホで情報収集を続ける
- [ ] 子どもが怖がるようなら、一緒に絵本を読んだり落ち着ける遊びをする
- [ ] 電話・ガスコンロ・テレビのアンテナ端子には触れない(雷対策)
私の娘は、台風が来た夜に「ゴーッ」という風の音が怖くて泣き止まなかったことがあります。そのとき一緒に懐中電灯で影絵遊びをしたら、泣き止んでくれました。子どもの恐怖心に寄り添う工夫も、立派な防災の一つです。
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絶対やってはいけないNG行動

台風の最中によくある「やってしまいがちなNG行動」をまとめます。
NG①:「川の様子を見に行く」
これは毎年多くの方が命を落とす行動です。「ちょっと確認するだけ」のつもりが、突発的な増水に巻き込まれます。川の近くには絶対に近づかないでください。子どもに「絶対行かないよ」と教えることも大切です。
NG②:台風が通り過ぎた直後に外に出る
「台風が行った」と思っても、目の前が晴れているだけで川は増水し続けており、土砂災害は続いていることがあります。気象情報で「安全」と確認されるまで、外出は控えてください。
NG③:避難をためらう
「大げさかな」「ここまで来ないだろう」という気持ちはわかりますが、避難指示が出たら行動することが大切です。特に、小さな子どもがいる場合は移動に時間がかかります。「早すぎた」くらいでちょうどいいのが避難です。
NG④:スマホを充電しないまま使い続ける
台風が来るとわかっているのに、スマホを充電しないまま使い続けて、いざというときに電池切れになるケースがあります。事前に100%にしておき、モバイルバッテリーも準備しておきましょう。
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赤ちゃん・乳幼児がいるご家庭への特別アドバイス
授乳中のお子さんがいる場合は、以下の点に特に注意が必要です。
授乳・ミルクの準備
断水・停電になると、粉ミルクの調乳が難しくなります。液体ミルク(常温で飲めるタイプ)を備蓄しておくと安心です。飲み慣れていないと嫌がるお子さんもいるので、事前に一度試しておくと良いでしょう。
おむつの備蓄
避難が長引くと、おむつが不足することがあります。台風が来るとわかったら、余裕を持っておむつを補充しておきましょう。
抱っこ紐は必須
避難の際、小さな子どもを連れて移動するときは抱っこ紐が必須です。両手が空くので、荷物を持ちながらでも安全に移動できます。レインカバー付きのものだと雨の中でも心強いです。
ぐずり対策グッズを防災袋に
避難所で子どもがぐずると、本人も周囲も辛くなります。お気に入りのぬいぐるみ、タブレット(充電済み)、お菓子など「お守りグッズ」を防災袋に入れておくと、いざというときに助かります。
私自身、娘が赤ちゃんのころ、液体ミルクの存在を知らずに停電のとき焦ったことがあります。あのとき知っていれば……と悔やみました。今では液体ミルクは防災袋の定番になっています。
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夫婦・家族での役割分担を決めておこう
台風当日、「誰が何をするか」を事前に決めておくことはとても重要です。
例えばこんな分担が考えられます。
パパ 👉外回りの確認・後片付け、情報収集、重い荷物の管理
ママ 👉子どもの安全確保・食事・避難グッズの最終チェック
二人とも 👉避難判断の話し合い、子どもへの声かけ
大切なのは、事前に話し合っておくことです。当日に「あなたがやると思ってた」という状況を防げます。
また、パートナーが仕事で不在になる可能性もあります。「一人でも避難できるか」を確認しておくことも必要です。一人での避難が難しい場合は、近所の方や親戚と事前に連絡を取っておきましょう。
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今日からできる具体アクション
今日、この記事を読んだあなたにやってほしいことが5つあります。
1. 自治体の避難情報をスマホで受け取れるか確認する
エリアメールの設定、自治体アプリのインストール、NHKのラジオアプリなど、情報を受け取れる手段を複数用意しておきましょう。
参考:気象庁|防災情報
2. ハザードマップを開く
国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」で、自宅の住所を入れるだけで洪水・土砂災害・高潮などのリスクが確認できます。5分でできます。
3. 防災袋の場所を家族全員に確認する
「防災袋がどこにあるか」を家族全員が知っているか確認してください。知らない人が一人でもいたら、今すぐ教えましょう。
4. 液体ミルクをひとつ買っておく
乳幼児がいるご家庭は、液体ミルクを最低3本は備蓄しておきましょう。停電・断水時の強い味方になります。
5. 今日の天気予報を確認し、台風の動向をチェックする
2026年台風6号は6月2〜3日に影響が出る見込みです。最新情報を気象庁やtenki.jpで確認しておきましょう。
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まとめ:「当日の動き方」を知っているだけで、子どもの安全は変わる

台風は予告がある災害です。だからこそ、事前に「当日何をするか」を知っているだけで、あなたの家族を守れる確率は大きく上がります。
今日この記事でご紹介したチェックリストを、スクリーンショットに撮るか、印刷しておくと便利です。いざというとき、スマホを見る余裕があるとは限りません。
台風が来るとわかっているなら、今すぐ行動するのが最大の防災です。
備えたあなたが、家族の守り手になれます。一緒に乗り越えましょう。
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参考情報:
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